階段下倉庫の整理収納事例
階段下を収納スペースにした倉庫。天井が斜めになっているため、物を収納するには少し工夫が必要です。そんなちょっと使いづらいスペースを有効に活用でき、なおかつ物が取り出しやすい整理収納法をご紹介します。
【手順】
【棚板収納・引出し収納を上手く活用】 入口正面にあるスチール製のラックをメインの収納場所として、使用頻度の高いものを固めました。床から天井までを棚板ごとに仕切り、使いやすい「中」の位置には、特に使用頻度の高いものを収納します。棚板の高さは、頻度や目的、種類ごとにまとめた物を入れた収納ケースや箱に合わせて決定しました。
【ポイント】
【整理収納のポイント】 奥はしゃがまないと入れないほど天井が勾配しているため、物を取り出すのは一苦労。奥から物を運び出すためには、動線を確保するのは言うまでもありません。今回は使用頻度と動作動線をポイントに整理収納を行いました
【アドバイス】
【共有スペースの整理環境を維持するために大切なこと】 複数の人が出入りする倉庫。使いたいときにすぐに使えるように、ラベルを付けて誰もが分かるようにしました。整理収納前は、物の定位置が決まっておらず床に物が置かれがちでしたが、整理収納後は置かれることがなくなりました。しかし、以前の習慣からもし誰かが床に物を置いてしまったら、たちまち整理収納前の倉庫に戻ってしまうことでしょう。誰のために・何のために収納しているのかという「収納の目的」を常に共有し、一人一人が意識して、「使ったら戻す」、「床に置かない」を心掛けることが整理環境を維持するために一番大切なことだと思います。環境を変えるだけでは長続きはしません。意識も変えていくことが必要ですね。
プロフィール情報
道久礼子
「モノは少なくても「心」は豊かに暮らそう!をモットーに、モノと向き合いながら必要か不必要かをファシリテート(促進)していきます。その上で残った物は必要なモノと考えます。「役に立っている」・「 使う」 という前提のもと、モノの収め方、置き方をアドバイス。劇的ビフォアー/アフターを目指すのではなくて、自分に合ったモノの持ち方や使い方を少しずつ見つけていきましょう。一時だけのおつきあいではなく、長くお付き合いしたいから一年先、何年か先までを考えた収納計画を考えます。
【HP】 https://www.smart-beans.net/