引越し後の新生活をスムーズに始めるための整理収納
引越しの際「新しい家ではスッキリ暮らしたい」「おしゃれで使いやすい収納にしたい!」と思う人は多いと思います。引越しは、ライフスタイルやライフステージが代わるタイミングになることも多いものです。
引越し=整理収納の大チャンス!ととらえ、持ち物の見直しを行っていきましょう。 この記事では、整理収納アドバイザー準1級講座で学んだゾーニング・収納プラン作成の知識を使って、引越し前後の整理収納をスムーズに進めるポイントをご紹介します。
【手順】
■引越し前にやること
① 家族構成やライフスタイルから間取りを決める
② 誰がどこで何をするのか?を考えながら、 間取図上でゾーニングを行う(テキスト76,77ページ)
③ ②を踏まえて、どこに・何を置くかを書き込んでいく
★基本的には、使う場所に定位置を作るのが便利です。 その場所に収納がない、もしくは足りない場合は、 動線上に定位置を作れないか考えましょう
④ これを基に、新居の収納計画を立てていく
★既存の収納に何を入れる? 足りない収納家具は何か?を洗い出します
★自分の好きなテイストの家具やインテリアについて、イメージしながら探すといいでしょう
(引っ越した後からゆっくりでも構いません。自分が納得のいくものを、じっくり選びましょう)
⑤ 同時進行で、持ち物の整理(不要なものの処分・売却等))を進める。家具についても、どれを新居に持って行くのか、手放すのかも考える。引越し見積もり前までに不要なモノを減らせているとベスト。 (引越業者は現在の持ち物の量から、引越時のトラックサイズや人員を決めて見積算出することが多いため)
⑥ 引越しのダンボール詰め・・・新居でどこに置くかを考えながら詰める(どの部屋に置くかを箱毎に記入する) 建替等で仮住まいに移る場合は、仮住まい中に使うもの、使わないものもダンボールで分けておく。
■引越し後にやること
① 引越しのダンボール・・・新居の置く場所にあわせて、ダンボール箱を移動
② キッチン、洗面所、玄関、衣類等よく使う場所から収納開始。
ダンボールを開けてモノを仮置きしながら定位置を決めていく。
★整理収納の鉄則を意識。使う人、使用頻度に合わせて、使いやすい高さや置き方、グルーピングを検討。
③ 置くモノの量や収納位置を把握した後、必要に応じてカゴや仕切りトレーなどの収納を準備する。
★扉のサイズ、置く場所を考慮した収納用品選びが大切です。必ず収納場所のサイズを測って、何を入れる のかを考えた上で購入しましょう。
④ 家族の意見も聞きながら、使い勝手を検証。問題なければ完成。
大まかな流れば以上のようになります。
【ポイント】
早く引越し後の整理を進めるポイントは、出来るだけ早くダンボール箱を開け、モノを収納していくことです。 (同時に空になったダンボールも捨てます)そのためには、引越し前から間取りを見て、 「どこに・何を置こうか」計画を立てていくと、収納がスムーズに進みます。
【アドバイス】
モノの定位置が決まると、お部屋からダンボール箱がどんどんなくなり、片付いていきます。
引越しのダンボール箱のまま放っておくと、半年、1年、2年と経過してもそのまま・・・というパターンに陥る恐れも。
引越しの計画がたった時点から「新生活どんな風に暮らそう?」とイメージしながら、学んだ整理収納の知識を活かして進めていってくださいね。
プロフィール情報
整理収納アドバイザー1級認定講師
笹田奈美子
ホームページ:http://cozyroom.info/