海外移住に向けての整理収納コンサルティング&作業

オーストラリアへの移住を考え、コンドミニアムを購入したK女史。ご主人はしばらくの間、日本で仕事を続ける予定とのこと。国内3箇所の住居の中で、主に拠点を置いていた家(延床面積280㎡)を手放す準備を兼ね、その家の整理とオーストラリアのコンドミニアムの収納作業を行いました。日本とオーストラリアで行った整理収納プロセスをご紹介します。

*掲載許可あり

 

【手順】

【日本】
●今後、必要がないと判断した宝飾品・着物・バッグは、専門店に買取依頼、または中古品を販売し福祉に役立てているNPO法人に寄付
●古い衣類・靴は処分
●ご主人のモノは仕事場近くに建てた家に移動
●オーストラリアのコンドミニアムの写真・図面を基に、収納計画を提案
●オーストラリアに輸送するモノを選定
●収納用品についてアドバイスし、購入
コンサルティングおよび整理作業の期間は1年。ストーリーやメモリーがつまった一つ一つのモノと丁寧に向き合い、オーストラリアでの暮らしをイメージしながら、手放していくモノを見極めていきました。

【オーストラリア】
●全ての箱を2人で開梱(家具は引っ越し業者が開梱・設置)
●足りない収納用品や工具をホームセンターで購入

 

【ポイント】

【オーストラリア】

ポイント①
●動作・動線および使用頻度を考え、収納
●毎日使うワイングラスは手に取りやすい【Middle】の位置に収める

ポイント②
●クローゼットの奥行きが浅いので、ゲスト用の布団を専用ケースに入れ、立てて収納

ポイント③
●必要以上の収納ケースを海外に持っていくのを避けるため、組立式シューズボックス(ポリプロピレン)を購入し、靴以外に、雑貨・小物の収納に活用
●可動棚をつけることのできないスペースを有効活用するために、現地で収納棚を調達し、組み立て、収納スペース内に設置
●後日、収納棚のラベルを郵送で送付

全ての部屋の収納を3日間で完了。新たに設置した収納棚以外は、事前にラベリングを作成していきました。
現在も片づいた状態が続いている、と報告が届いています。

 

【メッセージ】

ハウスキーピング協会の整理収納メソッドは実用的で信頼が高く、国内外で人気があります。日本だけでなく世界中の人たちが必要としています。

 

 

プロフィール情報

長谷川敦子

 

整理収納アカデミア1期生。

アカデミアのプロジェクトが会社設立のきっかけとなった株式会社整理収納教育士の執行役員として、整理収納教育を通じ、子どもの自立を促す講座の開発、講師の育成に携わる。障害のある子ども、特に発達障害・グレーゾーンの子どもの自立教育をライフワークとしている。

また、海外向けSawa Method Advisor Course(整理収納アドバイザー2級英語版)の講師としても活動。

個人では、整理収納コンサルタントの資格を活かし、中小企業へのコンサルティング・整理収納作業を行い、職場環境の改善に取り組んでいる。

Sawa Method Advisor Course

URL: https://www.housekeeping-english.org/sawa-method-advisor-course/

株式会社整理収納教育士

URL: https://kyouikushi.jp/

Office Clearly Now

URL: https://www.clearly-now.com/