北欧式の片づく壁収納で部屋が広く使える

毎日のように繰り返し使うモノは、戸棚や引き出しの中にしまわなくてもいいのでは?出したままでも、インテリアが整うナイスな方法は北欧でもよくみかけます。壁を上手に活用して、狭くても片づく部屋にしましょう。

 

 

【手順】

家の中で使えそうな壁はどこにありますか?

・廊下、階段 ・トイレ ・キッチン ・寝室

などでモノを置くところがなくて困っているとしたら、その壁を収納スペースとして使いましょう。

 

【ポイント】

【床から天井までのラダー収納】

その日に着た服はいったん風通しをして、臭いや湿気を飛ばしてからしまいたいですね。制服のある子は消臭スプレイをシュッとひと吹きしておけば、翌朝にはリフレッシュされた状態になっています。

梯子段のようなラダースタイルの壁収納は、特に子供部屋で使いたいアイディアです。子どもの背丈に合わせて使いやすい位置を選んでいくと、成長する様子が自分でもわかります。服と一緒に毎日使うバッグや帽子も一緒にかけておくと、翌朝の支度がスムーズ。忘れ物がなくなるから、「出したままの収納にしてよかった」という嬉しい効果が待っています。

【日本式のちょい掛けで片づく収納】

壁収納の定番ともいえるのがフック。フックを取り付けるだけで、その壁が収納場所になります。戸棚や引き出しの中にしまうのとは違って、サッと指定席にモノを戻せるから手軽で時短。疲れていても、他に用事があって忙しくても億劫にはなりません。それが快適な部屋をキープする秘訣のひとつです。

日 本では壁にビス穴を残したくないという家庭もあるため、針先ほどのピンで固定のできるフックがあります。それなら賃貸住まいでも利用が可能です。 *段落 場所をとることなく、片づけやすく、そして自分らしい部屋に整えていきましょう。

 

【アドバイス】

【DIYが好きなら壁収納がもっと広がる】

等間隔に穴の開いた有孔ボードは、手作り派に馴染みのある素材。木目がキレイなシナベニヤをはじめとして、色のついたボードもあります。自分の好きな色味で塗装して使うのも楽しみの一つです。

有孔ボード専用のフックを使えば、吊るしたい場所を自由に変更ができるから使い方は自由自在。洗剤ボトルのように吊るせないグッズの場合は、フックにバスケットを取り付ければ指定席が完成。さらに、ポスターや植物、クリップ式の照明を追加するなど、アレンジ次第でインテリアのアクセントになります。

家族の誰か一人が頑張らなくても、みんなで片づけられる仕組みを取り入れましょう。

 

プロフィール情報

整理収納アドバイザー1級認定講師

片づく収納プラン講座・収納環境プラン講座講師

すはらひろこ

 

還暦過ぎても現役。書籍執筆、メディア出演など、やりがい&いきがいのある活動を展開しています。 https://ouchisuteki.com/workshop/