[整理収納5つの鉄則]で減災〜食品ローリングストック法〜
大規模な自然災害の増加により避難所に頼らない自宅避難の重要性が高まっています。 減災のために自宅に備蓄する品目は多岐にわたりますが、ここでは「整理収納5つの鉄則」を活かした食品ローリングストック法を紹介します。普段から少し多めに食品を買いおき、日常生活で消費しながら買い足して、常に一定量の食品を備蓄しておくのがローリン グストック法です。備蓄品の鮮度を保ちつつ災害時に日常生活に近い食生活を送ることができ、 備蓄専用の収納スペースを節減できるメリットがあります。一方で賞味期限切れによるフードロスの発生など管理がうまくできず、続かないケースが見られます。「整理収納の5つの鉄則」をフル活用して、各家庭に合うローリングストック法を実践しましょう。
【手順】
① 備蓄食品を選び管理しやすくグループ化
② 備蓄の適正量を具体的に算出
③ 家族で共有・管理できる収納
【ポイント】
整理収納5つの鉄則<適正量/動作・動線/使用頻度/グルーピング/定位置管理>を活用してオリジナルの管理しやすい備蓄を作りましょう。
ポイント①. 食常温保存可・食べ慣れた食品・栄養バランスを考慮して食品を選びましょう。
ポイント② 使いながら補充するために管理しやすくグループ化しましょう。
ポイント③ 1週間分を目安に家族構成、年齢などに応じて具体的な適正量を算出しましょう。<1日に必要な量×人数×7日分>
ポイント④ 収納場所は普段の家事動線、災害時の安全確保を考慮しましょう。
ポイント⑤ 使用頻度が高い食品は[中]、重いモノは[下]に配置し出し入れしやすくしましょう。
ポイント⑥ 定位置をラベリングで表示し家族にもわかるようにしましょう。
【アドバイス】
・食生活は人それぞれ特徴や好みがあります。マニュアル等の内容を参考に自分や家族に合う方法を見つけていきましょう。
・適正量は具体的に考えることで、不安感から必要以上に持ち過ぎることがなくなり、無駄な経費や在庫の削減につながります。
・賞味期限が近づいたら気づいた人が「使いきりカゴ」へ移動するルールを作るなど、家族で話し合い、協力できるルールを共有しましょう。
・先延ばしにせず、できることから始めましょう。無理なく自分やご家族に合う方法を見つけてくださいね。
プロフィール情報
香田 雅子(こうだ まさこ)
・未来を変える整理収納AtelierCozy代表
・整理収納アドバイザー1級認定講師
・2級建築士
・インテリアコーディネーター
・整理収納▷環境 ちょうどe!ネットワーク 代表
・Linkしが 事務局 ホームページはこちら http://ateliercozy.venus.bindcloud.jp