リバウンドしない・共有ができる、本当のファイリングスキル

 

【手順】

整理収納アドバイザーのステージ理論で見てみましょう

ステージ1
必要なモノと不必要なモノが混じっている状態です。
ここから、整理をすることで不必要なモノを取り除きます。

 

ステージ2
必要なものだけになり、総量が把握できるようになりました。

 

ステージ3
さらに整理を進め、使用頻度、時期、目的で区別された状態になりました。
メリットは、ステージ2より格段にわかりやすくなり、使いやすくなること。
一目瞭然で、全書類の中から1つを取り出せるようになれば、ステージ3です。

違う種類のものが混じってもすぐに気が付く→取り除けるので、きれいな状態をキープできます。

 

【ポイント】

・書類を整えても時間の経過とともにリバウンドするのは、ステージ3の状態にまでなっていないから。
・収納用品が重視されがちですが、どのようなモノであっても、ステージ3になっていれば、キレイをキープできます。

 

【アドバイス】

整理収納の視点はもちろん、オフィスファイリングからみる情報資産管理の定義に沿ってみても、ステージ3である以下の状態がゴールと言えます。

・家中の全書類が対象
(取説やこどもの学校の書類だけではなく、めったに見ない自宅の重要事項説明から思い出の書類まで)

・家族に上記が共有されている
(家族が自分で、指定のファイルを取り出すことができる)
・常に出し入れしやすく、キレイをキープ・リバウンドしない

ステージ3になると、便利はもちろん安心を得られます。

例えば防災への準備情報、災害後に必要になる情報。
また万が一、今突然自分がいなくなっても、子どもが知らない資産から日々のことまで、家族にスムーズに引き継ぐことができます。

突然の事故、入院、家族のトラブルという場面でたくさんのご家庭を救ってきた書類整理(ホームファイリング)です。
まずは整理収納アドバイザー理論の原点に沿って自宅で実践をしてみましょう。

参考:実践! オフィスの効率化ファイリング
https://www.amazon.co.jp/dp/4495540734/
 

プロフィール情報

株式会社オフィスミカサ 代表取締役 長野ゆか
 
・整理収納アドバイザー1級認定講師
・職場整理収納アドバイザー認定講師
・情報資産管理指導者
・オフィス業務改善
・ファイリングコンサルタント
 
中小企業から大手商社、自治体等を対象に
長期コンサルティングを実施。
環境改善→業務改善を促す。1か月で5.2トンの削減実績、
家庭向けには「ホームファイリング®」を考案。
ホームファイリング全国訪問導入実績は、200件以上。

ホームページ
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