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2014年度レポート

2014年11月21日(金)22日(土)・23日(日)、第7回目となる「整理収納フェスティバル」が開催されました。アドバイザーを中心に、整理収納の知恵を共有し、さらに高いスキルを追求しようという人々の輪は確実に広がっています。その勢いとエネルギーにあわせて、今回は会場規模も拡大。さらに多彩なゲストを迎え、内容の濃い多種多様なプログラムをお届けしました。新しい生き方、暮らし方につながる3日間、その熱気あふれる模様をレポートします。

場内イベント・展示

整理収納アドバイザーセミナー
コンペティション本選・懇親会
整理収納アドバイザー情報発信コーナー
出展ブースご紹介
シンプルスタイル大賞発表

特別講演

部屋と一緒に『心を片付ける』3つの方法
中谷 彰宏氏
(プロフィール)
大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業後、博報堂に入社し、CMプランナーとして活躍。1991年に独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。人生論や恋愛論、ビジネス書、小説など、950を超える著書を執筆するほか、セミナーやワークショップを開催。俳優やタレントとしても活躍。整理収納に関する著書や講演も多数。

 私は整理収納アドバイザーと話すことが多いのですが、「やりがいを感じない」とか「儲からない」という悩みを持っている人が少なくないです。そういう人に質問します。あなたは「片付け代行業がしたいのですか。それとも、お客様を“片付けられる人”にしたいですか」と。ドッグトレーナーの例をあげると「犬をしつけるか、それとも飼い主を変えるか」となります。前者だと犬はドッグトレーナーの言うことを聞くようになるけど、飼い主の言うことはちっとも聞かなくなるそうです(笑)。つまり「部屋を整理するのか、その人の心を整えるか」。短期的に儲けるなら前者でしょう。ですが、そうすると必ずどこかで息詰まり ます。なぜなら、人は人と関わることで充実感を得る生き物だからです。

 整理収納アドバイザーとして息詰まっている人には、こういう質問もします。「あなたはベテランを目指していますか、それともプロを目指していますか」と。ベテランは知識や技術がある人。プロはそれに加えて、常に「もっとよくなろう」と努めている人です。経験を重ねると「もうこれでいい」と思ってしまう。企業を変革するための研修で、この人たち(ベテラン)は大きな妨げになります(笑)。私は整理収納のプロをこう定義しています。①片付けを通して②お客様の自己肯定感を高め③自分の肯定感も高め④日々進化する工夫を続ける人、です。

 では、どんな工夫や努力が必要なのか。もちろん、整理収納の知識や技術は大切です。しかし、同時に、コミュニケーション能力も磨いていただきたいのです。先ほどからお話しているとおり、整理収納の本質は「その人を片付けられる人にする」ことにあります。人は簡単に変わりません。だから、その人が納得して自ら行動を起こすことが大切なのです。そのためには、人に心を尽くすことです。たとえば、夫婦二人暮らしで食器が山のようにある家がありました。よく聞けば、単身赴任の旦那さんが荷物と一緒に帰ってきたとのこと。ここで必要なのは、片付けではなく、それをどうするか夫婦の話し合いの時間を持たせることです。人間関係はたいへんなことも多いですが、しっかり向き合えば人を変えることができます。人のよりよい変化は、その人の毎日や家族関係や仕事がよりよくなることにつながります。つまり、その人はもっと幸せになれるのです。そんなステキな仕事をしている整理収納アドバイザーが幸せでないはずがない。皆さんは、こういった素晴らしい仕事をしているということをいつも胸に刻んで、ガンバっていただきたいと思います。

ゲスト講演

収納王子コジマジックの「笑って学べる整理収納セミナー」
小島 弘章氏
(プロフィール)
1994年に漫才コンビ「オーケイ」のツッコミ担当としてデビュー。テレビや舞台で活躍する一方、整理収納アドバイザーや住空間収納プランナーの構師資格を取得。2009年に収納王子コジマジックが誕生。整理収納に「笑い」を取り入れた収納セミナーが話題に。書籍の執筆や収納グッズの開発など、活動の場を広げている。

 ボクは、これまでにたくさんのテレビ番組の中で、いろいろなご家庭の整理収納を手がけてきました。その中で、わかったことがひとつあります。片付けが苦手な人ほど「ビフォアー・アフター」的番組が好きですね(笑)。さらに言えば、片付けが苦手な人は、よく遺伝や血液型のせいにします。それは違いますね。ボクは「片付け方を知らないから」だと思う。わからないからできないんです。それを教えるのが整理収納アドバイザーの役目だと思います。「食育」というコトバがありますが、ボクは子どもたちに「収育」というのをやってみたい。小さい時から片付けの方法がわかっていれば、自然と片付けるようになる。それはとてもステキなことではないかと思います。

 これまでの経験の中で、ボクなりにつかんだ整理収納を効果的に教える3つのポイントについてお話します。それは①出す②分ける③しまう、これだけ。片付けが苦手な人は、逆にやります(笑)。なんか最初にしまおうとしますが、引き出しがいっぱいだから入りようがない(笑)。まず①出すことでモノの量を知る。そして②分けるのですが、ここで「捨てる」とは言わない。たいていの人は「いる・いらない」で分けると全部「いる」と言います。たとえば、この1年で使っているか、使っていないかを基準にしたらどうでしょうか。「この1年で使っているものだけしまいましょう」と言うわけです。使っていないものは、玄関とか目に見えるところに置いておく。で、使っていないものを毎日見ているうちに、じゃまに思えてくる。そうなればしめたもので、知り合いにあげたり、フリーマーケットに出すなど、有効な方法で手放しましょう。

 モノを大切にするということは、ずっとしまっておくことではありません。使ってあげることです。ですから、必要な時にサッと出せるようにする。使い終わったら、簡単に元の場所にもどせるようにする。それができれば、生活はもっと楽しく、快適になります。整理収納には、他にも色々なテクニックがありますが、まずはこれを学びや、アドバイスのヒントにしてほしい。続きはボクの本を買って読んでください(笑)。

基調講演

基調講演「整理収納の可能性を知ろう」
ハウスキーピング協会 副理事長 澤 一良
 整理収納アドバイザーの誕生は、2003年に親会社のミニメイドサービス株式会社の出資により、ハウスキーピング協会が設立されたことに起因します。目的は、家事の職業能力としての体系化、及び社会的価値の向上。そのために①教育②評価③社会的啓蒙④技術を活かした雇用の創出、などを実践するための活動を起こそうということになりました。その一貫として生まれたのは整理収納アドバイザー資格です。

 以来、整理収納アドバイザーは、着実にその活躍の場を広げています。今後の世の中を見ても、少子化時代に子どもの教育費は高まると予想されていますが、そこに「収育」というカタチで整理収納による教育事業を展開できるのではないかと考えられています。一方で高齢化も進行し、具体的な整理収納の人手が求められます。このような時代背景からも整理収納アドバイザーのニーズは、さらに高まるはずです。

 一方、現在、協会ではビジネスサポートサービスを推し進めようとしています。これは整理収納アドバイザーのプロのノウハウとハウスキーピング協会のネットワークを活用して、ビジネスシーンへとその価値を広げようとしているものです。たとえば、社員向けのセミナーや整理収納に関する商品の開発、マーケティングなど、アドバイザーの知識やノウハウがこれまでの枠を超えて発揮されようとしています。

 このように整理収納アドバイザーの活躍が広がっているのは、他でもないアドバイザーたちが高い意識を持ち、自分たちの価値を高めているからに他なりません。たとえば、この整理収納フェスティバルも多くのアドバイザーが自主的に委員会を設立して運営しています。充実したプログラムに加え、今回はアドバイザーが選出する「シンプルスタイル大賞」も始まります。資格を取得しただけでなく、このようなアクティブな活動を起こせることこそ、整理収納アドバイザーのゆたかな可能性を物語っていると思います。ぜひ、今回のフェスティバルでも、自らの知識やスキルを高めるたくさんのヒントや経験を吸収してください。

パネルディスカッション

整理収納アドバイザーという仕事
~人生が変わる不思議なスキル~

パネラー/歌川えつこさん(東京5期)、尾山敬子さん(大阪1期)、橋口真樹子さん(東京5期)
司会/澤一良さん
整理収納アドバイザー立ち上げ当初から活躍するアドバイザー3名によるパネルディスカッションでは、プロたちが資格に出会ったきっかけや、仕事を通じてお客様に起きた貴重な体験などが披露されました。「現場を中心に活動していくなかで、人と家とモノとが共鳴しあうすばらしい瞬間がある」と尾山さんが語れば、橋口さんは、「片づけをきっかけにお客様の人生が大きく動き出したという経験もある。仕事を通じて自分が何を伝えていきたいのかを見出して」と多様化するアドバイザーのさらなる可能性を示唆。また、歌川さんからはご自身の体験談とともに、「失敗に向き合う覚悟と勇気を持って一歩を踏み出して欲しい」と後輩アドバイザーたちに力強いメッセージが贈られました。

その他の催し

アクティブインタビュー&じゃんけん大会
収納王子コジマジックのIt’s Shu-Know Time!
もともとボクは漫才師で、大阪を拠点にやっていました。ところが4,5年前に仕事がまったくなくなって、先輩に「なら東京に出てこい」と誘われました。その時に何か武器になるものが欲しくて、お片付けが好きだったので、整理収納アドバイザーの資格を取りました。東京に引っ越す時にそれまで宝物だったダンボール5箱分の古いネタ帳を持って行きたかったのですが、無収入ですから住める部屋も小さい。整理収納の要領で「エイヤッ」とファイル2冊に。するとすぐネタがなくなるので全力で考えなければいけない。毎日毎日、必死にやっていたら、出版の話やレギュラー番組の話をいただけるようになりました。モノは縛られるのでなく、使うもの。整理収納はそうやって未来を切り拓く手段なんだとボクは思っています。
わたしン家自慢 投票結果発表
整理収納アドバイザーが自宅収納の工夫を公開して行われるコンペティション。第4回となる今回も数多くの力作が揃いました。来場者の投票で、以下の3作品が優秀作として選出されました。
1位 外園千穂さん
「整理収納でスッキリ心地よい住まいづくり」
投票者コメント:見せる部分の統一感と見せたところの空間づかいのバランスが絶妙!見習いたい工夫がたくさんあります。

2位 長谷川有一さん
「工具やタイヤの収納」
投票者コメント:趣味を心から楽しんでいる工夫を感じました。細々したものがスッキリ片付いている様に感動!

3位 猿田あやさん
「整理を身につける暮らし」
投票者コメント:各スペースに応じた収納方法に納得しました。主婦が無理なく、取り入られる方法だと思います。
じゃんけん大会
フェスティバルもいよいよ終盤になり、収納王子コジマジックとの楽しいトークと白熱のじゃんけん大会へ。たくさんの笑顔があふれるひとときになりました。
書籍展示コーナー
整理収納に関するさまざまな書籍が一度に集まるのはここだけ。30点余の関連書籍が所狭しと並べられています。訪れた人は熱心に手に取って見ていました。

協賛企業一覧