共有の備品が元に戻ってこない時は

職場では個人で管理しているものや共有で管理しているものがあります。 当然共有で使用するものは数に限りがあり、 使用が終われば元の場所に返さなければいけませんが、 これがナカナカできていない場合が多く、 次に使おうと思っている人が探し回って 時間を無駄にしているという事があります。

 

 

【手順】

工場のものを例に挙げてみましょう。 道具や工具は誰もが共通で使うため、 置き場所を定位置化しておく必要があります。 定位置化するということは、誰でもすぐ探せるような仕組みになっていて 使った後も、考えることなく元の位置に戻せるという事になります。 この工場では、部門単位で工具の色分けをしています。 写真の道具は緑色に統一されていますが、他の部門は黄や緑などにされ 部門の違う道具が紛れ込んでもすぐ分かるようになっています。 また姿絵管理と言って、モノ自体の形を盤面に描いておくことで、 道具を使用中の時でも、どの位置にどの道具があるのか 文字ではなく見た目ですぐ分かる管理をしています。 道具箱に、道具類をまとめて入れておくのは コンパクトで場所を取らないというメリットはありますが 欲しい道具を探しにくく、無くしても分からないというデメリットがあります。

【ポイント】

スペースは必要になりますが、このように一覧できる仕組みにしておくと 一日の仕事が終わった時に、戻っていない道具がないか全員で確認することで 置き忘れによる事故なども防ぐことが出来ます。 これが定着すると、社員さんの意識も間違いなく上がってきますよ。

 

【アドバイス】

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プロフィール情報

平松 善久

オフィス環境診断士チーフトレーナー
情報資産管理指導者
整理収納アカデミア_マーケティング塾担当講師